三菱エクリプス・クロス公道試乗 レジャーに適正か CVT中心に評価
公開 : 2018.03.30 14:40 更新 : 2018.03.30 14:41
三菱エクリプス・クロスの試乗記です。プロトタイプや雪上をこれまで試してきましたが、今回はいよいよ雪上。注目すべきはレジャー用途の適正ですね。したがってCVTの特性を中心に、高速道路の直進安定性、山岳路で動きが自然かどうかを川島茂夫が確かめました。
もくじ
どんなクルマ?
ー プロトタイプ→雪道→製品版
どんな感じ?
ー エンジンとミッション 統合制御の賜
ー エコモードのほうが力感に勝っている
ー ボディの動き 背の高さ感じさせず
「買い」か?
ー 「信頼に足る」クルマ エンジンの展開に期待
スペック
ー 三菱エクリプス・クロスのスペック
どんなクルマ?
プロトタイプ→雪道→製品版
クローズドのショートコースでの「お味見」(「三菱エクリプス・クロス プロトタイプに国内試乗 走りや居住性を検証」)、雪と戯れた北海道(「三菱エクリプス・クロス S-AWCに注目 雪上でASCオン/オフ 違いは? 画像162枚」)と続き、エクリプスクロスの試乗リポートもこれで3回目となった。初見のような好奇心の刺激はなくなったものの、公道で試してこその実力だ。やはり、期待に胸は膨らむというもの。
これまでのリポートで述べたとおり、同車は伸長著しいコンパクトSUV市場をターゲットに開発されたモデルであり、同市場の売れセンとなるスペシャリティ志向のキャラ設定やデザインを特徴とする。
ただし、SUVをモチーフとするのではなく、SUVの本質であるアウトドアを軸脚にしたレジャー向けの実用性や走りにもこだわっている。流行に乗せたというより、パジェロブームでクロカン車に市民権を与え、市場を引っ張ってきたミツビシらしい新趣向のコンパクトSUVである。
スペシャリティ売りのモデルにしては後方も含めて車体周辺視界は良好。乗降もさして苦にならない。車体寸法からして街乗りでの使いやすさはSUVでトップクラス。
問題はレジャー用途への走りの適性。要は高速道路や山岳路での安心感や快適性であり、そこが今回の試乗の最も重要なチェックポイントになる。