予想F1 2018 メルセデスの刺客/リバティ効果、過密スケジュールの影響は
公開 : 2018.04.08 11:40
誰かメルセデスを止められるか?
2014年にV6ターボ・エンジンが導入されて以来、メルセデスは破竹の勢いだ。昨年はフェラーリのセバスチャン・ベッテルが食い下がったものの、またしてもタイトルをさらっていった。
シーズン前の試験走行を見る限り、メルセデスがまた優勝しそうである。
ただしパーマーはレッド・ブルも手強そうだと予想する。「レッド・ブルは昨年終盤に2勝して勢いがあります」とパーマー。「昨年の開始時には守りの体制でしたが、よく盛り返して今年はずっと良い仕上がりです」
マクラーレンとホンダの動向
この3シーズン、両者の関係はどんどん険悪になるばかりだったが、昨年末に晴れてお別れとなった。英国のチームであるマクラーレンはルノーからエンジンの供給を受け、一方ホンダはレッド・ブルの二軍であるトロ・ロッソにエンジンを供給することが決まった。
今のところ、ホンダの方がうまくいっているようだ。トロ・ロッソは走行テストでどのチームより多くのラップを重ねているのに対し、マクラーレンは信頼性の問題に苦しんでいる。
「シーズン前のトロ・ロッソにはビックリですね」とパーマーはいう。「今までのところ、信じられないほど信頼性が高い」そうはいっても、彼はマクラーレンがまったく駄目だとは思っていない。
「マクラーレンは試験走行で信頼性の問題を山ほど抱え込みましたが、フェルナンド・アロンソはしっかりと対策を立てました。マクラーレンは立ち直るはずです。エンジンの供給元を変えれば、一からやり直しですからね」