はじめての○○購入ガイド 前編
公開 : 2018.04.07 06:10 更新 : 2021.02.17 17:44
はじめての変わり種エンジン
変わり種といっても、生ごみでタイムスリップできるようなものではない。気筒数やレイアウトが一般的ではないという程度だ。そんな中、唯一無二の機構を持つのが、ヴァンケル・ロータリーだといえる。そして、近代的なそれを実用化できたのはマツダのみ。今のところ、2012年まで生産されていたRX-8を最後に、ロータリーの系譜は途絶えているが。
そのRX-8、1500ポンド(22.5万円)ほどで購入できるものの、ほぼ避けては通れないエンジンのリビルトに車両と同額程度の費用がかかる。それでも、3000ポンド(45万円)で程度のいい物件を購入したと思えば御の字だ。
一般的なピストンを用いるエンジンで風変わりなものを挙げるなら、フォルクスワーゲンのVR6あたりか。狭角V6といったレイアウトが特徴の、いわば変型V6である。これを積むコラードを手に入れるには、程度のいいものなら6000ポンド(90万円)ほどの出費を強いられるが、今後の値落ちはなさそうだという点を考えれば悪い話ではない。
また、狭角V4を両バンクに配置したW8エンジンも、フォルクスワーゲン独自のユニット。これはパサートに搭載されて2001年に登場した。しかし、2005年までしか販売されなかったのでけっこうレアなモデルだが、4000ポンド(60万円)程度で手に入る。