新型メルセデス・ベンツCLS 400d 4MATIC AMGライン 優れた内装 悩ましいオプション選択
公開 : 2018.04.04 11:40 更新 : 2018.04.04 21:53
ルックス重視の20インチはランフラット
スタンダードのCLSにはコイルサスペンションが装着されるが、追加オプションでアダプティブ・エアサスペンションも選択が可能で、このテスト車両にも装着されていた。
英国以外の地域では、CLSのAMGラインを選択すれば、19インチのランフラットタイヤが付いてくる。しかし英国の場合、メルセデス・ベンツUKが検討した結果、19インチのノイズキャンセリング機能付きの標準タイヤが選択された。おかげで走行フィーリングも良く、交換も安価に行える。賢明な選択だと思う。
そして、トランク内にはパンク時に備えてタイヤ修復キットが備わる。床下にはスペアホイールも格納されているから、必要なら任意に用意したスペースセーバータイヤに積み替えておくことも可能。しかし、オプションとなる20インチには、ノイズキャンセリング機能付きのタイヤサイズが存在せず、変更できなかったようだ。
今回の試乗車が履いていたタイヤが気になるところだと思うが、派手な20インチだった。この扁平タイヤにエアサスペンションが組み合わされているわけだが、自分で購入するなら、正直に言って、選ばないと思う。
滑らかな路面であれば、CLSの乗り心地はかなり良く、コンフォートモードならエアサスペンションに期待するような、長周期でいなす緩やかな乗り心地が得られる。ステアリングも軽く、路面に動じない感触が得られるので、長距離ドライブも苦ではないだろう。