マレク・ライヒマンへの質問 アストン マーティン・ラゴンダ デザイン責任者
公開 : 2018.04.07 16:10
どんな反応を想定している?
「人によって様々でしょう。とても良いことだと思います。もしも明日にも登場しそうなものを発表すれば、時代から取り残されてしまいます。ラゴンダは2つのブランドの関係を明確にし、アストン マーティンが新たに作りだすまったく異なる製品、新しい技術を示すのです」
「私はウィリアム・タウンのデザインしたラゴンダを一目見たとき、宇宙から来たのかと思いました。タウンは当時の基準を塗り替えてようとしていました」
「今日でもドラマチックで賛否両論なデザインですが、皆さんの記憶に焼き付いています。賛否両論は常に悪いことでもないのです。キーワードは勇敢であること。われわれはその勇敢さが新しい世界を切り開くと考えています」
現代のラグジュアリーとは?
「ロールス・ロイスとベントレーは、現代から見た古代ギリシャのようなものです。私はオリジナルのファントムを研究しました。わかったことといえば、ロールス・ロイスのホイールにはバッキンガム宮殿が載っている、ということです。つまりさまざまな伝統を保ち続けているのです。これらはロールス・ロイスのブランドを確立するために大切なことですが、世界はすっかり変わりましたし、スーパーラグジュアリーカーに乗る王族も変わったのです」
マイバッハはどうしてロールス・ロイスとベントレーへの挑戦に失敗した?
「独自のプラットフォームを持たなかったためです。革新的なビジョンを持たなければなりません。他のプラットフォームに縛られてはいけないのです」
「バッジエンジニアリングで終わることはできません。シリコンバレーの知恵と考え方を取り入れるのです。これは私たちの企業秘密です」
「ですから人々はその技術を求めてやってきます。フェラーリのような会社から参加する人もいます。伝統的なアーキテクチャーと電動化されたアーキテクチャーのどちらにも携わってきた人々です」
「今でも技術面のパートナーと話しあっています。先週シリコンバレーにいましたし」
この事業はスタートアップ?
「スタートアップは飛躍的に成長します。自分達が正しいと信じていることは実現できるからです」
「私たちはリサーチを重ねました。顧客のニーズは把握しており、勇敢さが成功の鍵だとわかっています。アップルは私たちが向かっていくべき方向性を創出しました」
「ラゴンダはロールス・ロイスやベントレーと正反対のライバルとなる予定です。全く環境への罪のないラグジュアリーカーなのです」