中国ジーリーホールディングの野望 デザイナー・インタビューで探る
公開 : 2018.04.14 16:10 更新 : 2018.04.26 14:08
傘下のロータスは?
ロータスはどうするのか?
いつもスポーツカー・メーカーを欲しがっていた李は、ホルベリーにこの企業のデザインの方向性を見つけてほしいと依頼した。
行動的なCEOであるジャン-マルク・ゲールズの下、最近では売り上げも改善されており、損失も減少した。
しかし衆目の一致する通り、このヘッセル(ロータスの本拠地)の企業にもっとも必要なのは投資である。そのためには説得力のあるモデル計画が必要であるが、李と重役連中がゲールズの作成した計画をどうするのかは未だ不明である。
ゲールズは2種類の新型スポーツカー(うち1台は明らかにエリーゼの後継車)に加えてSUVを作りたいと思っている。
ホルベリーはジーリーホールディングがロータスに大望を抱いていることを承知している。
現在、彼はグループ全体のデザインを担当しているが、彼は懸命にこう強調する。
「わたしがデザイン部長になるのではありません」ヘッセルで長くデザインのヘッドを務めているラッセル・カーは、昔MGAにいたホルベリーの下でインターンとしてキャリアをスタートさせたのだ。ふたりは互いに尊敬しあっているという。
「わたしの仕事は目的地を決めて船の舵を取ることだと思っています」とホルベリーは言う。「ロータスの皆はすでに素晴らしい仕事をしています。そのうえ今度は英国のジーリーデザインのリソースをいかようにも使うことができるんですよ」