ロールス・ロイス・カリナンのテスト風景を中継 公式発表まえに
公開 : 2018.04.05 12:10
ファントムの影響色濃く
このクルマに対するファントムからの影響は明らかで、フロント部分の造形やDシェイプのテールランプなどはそっくりだ。また、角ばったシルエットからも、より滑らかな形のゴーストではなくファントムを意識していることがわかる。スパイショットを見る限りでは、ゴーストやファントムと同様にリアドアは後ヒンジとなっている。
ベントレー・ベンテイガのライバルとなるこのモデルは開発中「プロジェクト・カリナン」と呼ばれてきた。その名前は1905年に南アフリカで発見された3106カラットのカリナン・ダイヤモンドにインスパイアされたものだ。ダイヤは9つに切り分けられ、そのうちの大きな2つが英国の帝冠と王笏に使われている。
ロールス・ロイスのボスであるトルステン・ミュラー・エトヴェシュ氏によれば、カリナンの名はありふれた風景の名前に潜むこの新型車にぴったりだという。
ロールス・ロイスはカリナンをSUVという代わりに、「ハイ・サイデッド・ビークル」と呼んでいる。このクルマにはファントムの6.8ℓV12を改良したものが搭載される見込みだ。親会社であるBMWの技術を用いたプラグインハイブリッド仕様も後で追加される可能性がある。だが、洗練性の観点からディーゼルという選択肢は除外したようだ。