ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4
公開 : 2013.03.01 18:06 更新 : 2017.05.29 19:21
■どんなクルマ?
噂によれば、ランボルギーニはガヤルドの生産を今年8月に停止するらしい。そして、来年の夏以前に新しいベビー・ランボルギーニが登場するということだ。ただし、それについては噂の域を出す、ランボルギーニが今後どういったコメントし、それを信じるかどうかはあなた次第である。
とにもかくにも、今年で10年目を迎えるガヤルドにとって重要なのは、現行モデルで最小のランボルギーニであり、最大のセールスを見せるこのクルマに、新しい命を吹き込むことである。そして、その試みは、おそらくこれが最後になろう。
ノーズとテール部分がリデザインされたガヤルドは、三角形がモチーフとされたやや俗っぽいデザイン・テーマが与えられた。それは、アヴェンタドールや限定モデルのセスト・エレメントに通じるものがある。
19インチのアロイ・ホイールは新しいデザインのものが装着され、エア・インテークは大型化された。大きくなったリア・グリルと共に、その鋭利なデザインは、特に最近のランボルギーニのデザイン・テーマが用いられたものだ。
確かにその変更点はそれほど多くはない。しかし、視覚的には劇的なアピールをするものである。
■どんな感じ?
2013年モデルとそれ以前のモデルをルックスで判断することは簡単である。しかし、本当に重要なのはその皮膚の下がどれだけ変わったかということだが、実際には新しいアロイ・ホイールを除けば、そのパワートレーンなどは全く変わっていない。
5.2ℓのV10は、8000rpmで553bhpを発揮し、6500rpmで55.0kg-mのトルクを発揮する。1625kgと決して軽くないボディを323km/hまで導き、0-100km/h加速は4.0秒をマークする。
しかし、同じ価格のライバルと較べて、時代遅れの旧い6速パドル・シフト・ギアボックスはそのままなのだ。
■「買い」か?
ランボルギーニ・ガヤルドは10年選手ということもあり、さすがにその旧さは隠し切れない。しかし、そのステアリングを握ると、いまだにわくわくするのも事実だ。その感覚は、ファラーリ、マクラーレン、ポルシェからも、そしてアウディからも得ることができないものなのだ。
(スティーブ・サトクリフ)
ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4
価格 | 164,444ポンド(2,300万円) |
最高速度 | 323km/h |
0-100km/h加速 | 4.0秒 |
燃費 | 7.1km/ℓ |
CO2排出量 | 330g/km |
乾燥重量 | 1625kg |
エンジン | V型10気筒5204cc |
最高出力 | 553bhp/8000rpm |
最大トルク | 55.0kg-m/6500rpm |
ギアボックス | 6速シーケンシャル・マニュアル |