ボルボ新小型SUV「XC40」に試乗 内外装を評価 「完全復活」裏づけ
公開 : 2018.04.08 12:40 更新 : 2018.04.10 14:34
デザインをはじめ、いま話題を集めているボルボの新型スモールSUV「XC40」を試乗しました。内外装の評価にくわえ、走りの印象も。ボルボ健闘を裏付ける実力の持ち主であることがわかりました。
もくじ
どんなクルマ?
ー XC40はブルドッグ
ー サスペンション/パワートレイン
どんな感じ?
ー インテリアも「ハッと」 走りは?
ー 2ℓ直4は「実直」 乗り心地、快適性重視
「買い」か?
ー 1stエディション完売も「買い」
ー 安全性に注力 好調を後押しするモデルへ
スペック
ー XC40 T5 AWD R-デザイン1stエディションのスペック
どんなクルマ?
XC40はブルドッグ
ひとをハッとさせるクルマだ。なにかしら魅力的なモノというのはひとをハッとさせるものだけれど、ボルボXC40の実物を箱根の青空の下で見たとき、筆者は目が吸いつけられるような心持がした。
XC40の開発陣は、北欧のメーカー初の小型SUVをXC90、XC60の単なる弟にしようとは考えなかった。
ボルボの伝統的ファミリーカー向けではなく、「わたしのためのクルマを望む」インディビジュアル派のための、大胆にしてエッジの利いた、それでいてカジュアルな、独自の存在に仕立てようとした。
来日したデザイナーによれば、イメージしたのは「直近のSF映画の宇宙船」であり、フロントのデザインはXC90、60がライオンであるのに対して、XC40はブルドッグであったという。
全長4425×全幅1875×全高1660mm、という体躯は、BMW X1やアウディQ3、メルセデス・ベンツGLA等のライバルと比べると、全高がやや高めで、2700mmのホイールベースはGLAと同じ。つまり、もっとも長い。
AUTOCAR本国版の比較テスト(「コンパクトSUV、何を買うべき?(1) 予選ラウンド 前編」)で、後席居住空間がベストとされているのもうべなるかな。