フェラーリF40 80万ユーロ(1億円)超の落札見込み パリのオークションで
公開 : 2018.04.09 18:10 更新 : 2018.10.02 11:58
今回出品された個体
今回出品された1989年型のこの個体は、30年間にわたって3人のオーナーに管理されてきた。走行距離は未だ53000kmだ。また、その大部分の期間において、モデナ・モーターズによって整備が行われており、忠実な整備記録簿が残っている。
オリジナルのロッソ・コルサの塗装はそのままに、いくつかの補修が施されている。例えば、2010年にクラッチが、2013年に燃料タンクが新品に交換された。
昨年、ベルト類やタイヤが交換され、現在のオーナーの元に届けられている。
今年初頭、スペシャリストの手によってボディにコーティングが施され、新車同様の輝きを放っている。同時にホイールもリフレッシュされ、工場を出たばかりのような美しさだ。
もしこのクルマを落札したら、フェラーリオリジナルのラゲージセットがついてくる。もちろん、取扱説明書やスペアキー、整備記録の証明書類も付属する。
オリジナルのエンジンであること、整備状態、走行距離を鑑みるに、このフェラーリを落札するのは至難の技だろう。85万ユーロ(1億1150万円)という最高落札予想を見る限り、われわれはレゴで我慢した方がよさそうだ。