ロータス・エヴォーラGT410スポーツ試乗 軽量化と空力向上 一般道でも満足の走り
公開 : 2018.04.11 11:10 更新 : 2018.04.11 11:50
どんな感じ?
シャシー性能を引き出せる軽量な足回り
サーキット専用マシンと勘違いはしないでほしい。昔ながらのロータス的流儀がまだ息づいているクルマだ。
イギリス北東部、ノーフォーク名物の九十九折の荒れた道を飛ばしても、クルマの備える滑らかさが損なわれることはない。テスト車両には2000ポンド(30万円)もする超軽量ホイールが装着されており、アスファルトを執拗に掴み続ける。
その結果、ごちゃごちゃした感覚が遮断され、重さも適切で、シャープで情報量の豊かな油圧式のステアリングフィールが光ってくる。タッチも良く不安感のないブレーキと、エーデルブロック製のスーパーチャージャーとインタークーラーが組み合わされた3.5ℓのトヨタ製V6エンジンも、その性能を引き出せるというわけ。
可変式のマフラーのフラップが開くと、エグゾーストノートが支配的になるが、人工的に加飾された排気音とは異なり、気持ちを熱くさせてくれる偽りのないサウンドトラック。エンジンは1500prmから十分なトルクを発生させ、3750rpmからレッドゾーンの7000rpmまで、力強さは変わらない。
スロットルレスポンスも、現代のターボエンジンでも真似できないような、鋭さを持っている。