VWゴルフ・エステート(ヴァリアント)1.5EVO試乗 新ユニット追加 燃費向上

公開 : 2018.04.13 10:10  更新 : 2018.04.13 11:39


都市部でも高速道路でも、安楽で高燃費

1.5ℓEVOエンジンはクルマをスムーズに加速させ、静かで、クルージング時の印象も洗練されている。レスポンスの面では3000rpmほど回したいところだが、20.4kg-mの最大トルクは1400rpmから発生する。ダイレクトで正確なフィーリングの6速マニュアルとの組み合わせで、都市部でも高速道路でも、とても安楽に運転することができる。

フォルクスワーゲンによると、このユニットのカギは、アクティブシリンダーマネジメント(ACT)を導入することで、パワーと燃費を両立させた点にあるとしている。ターボ加給されるエンジンは、低負荷走行となるコースティング状態で4気筒すべてを休止させることが可能で、20.3km/ℓという優れた燃費を実現するという。

今回のテストでの平均燃費は17.7km/ℓだったから、メーカーが主張する燃費も、それほど実際とかけ離れた数字ではなさそうだ。

不意のくぼみや荒れた路面では望まない振動が出てしまうが、全般的には乗り心地も良いゴルフ・エステート。コーナリング中のボディロールもしっかり抑制されており、フロントタイヤのグリップも不足は感じられない。

ただ、ステアリングへ伝わってくるフロントタイヤのフィーリングはほとんどないから、ペースを上げてコーナリングを楽しむという雰囲気でもない。デフォルトモードでは軽すぎるステアリングフィールは、スポーツモードにすると丁度良い具合に、重さが増してくれる。

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