VWゴルフRの2.0ℓ直4搭載 セアトのホットハッチ「レオン・クプラR」試乗
公開 : 2018.04.13 16:10
セアトが送りだすホットハッチ、「レオン・クプラR」は、フォルクスワーゲン・ゴルフRとおなじ2.0ℓ直列4気筒ターボを搭載しています。駆動方式はFF。むろん日本では正規購入できませんが、ちょっと違った世界を覗くつもりでご覧ください。
もくじ
ー どんなクルマ?
ー どんな感じ?
ー 「買い」か?
ー セアト・レオン・クプラRのスペック
どんなクルマ?
セアト・レオンシリーズの最速モデルだ。フォード・フォーカスに対抗するための、最もパワフルで特化した最強の1台。もはやスーパーカーレベルのフォルクスワーゲン・ゴルフRと同じ2.0ℓターボエンジンを積み、他のハードウェアもパフォーマンスに特化している。ベースレベルのポルシェ・ケイマンくらいなら射程圏内に入っていそうだ。
われわれが初めてこのクルマに試乗したのは昨年末のスペインでだが、目を見開かんばかりのハイペースと高められたクイックなレスポンスが印象に残っている。
イギリス割り当て分の24台は既に完売しているが、イギリスの地でそのうち1台に試乗することが叶った。専用のアダプティブ・ダンパーや、(市販車としては)かなりネガティブなキャンバー角のセッティングなどが実際のパフォーマンスをどれほど向上させるのか試してみることにしよう。
ゴルフRから譲り受けたエンジンは310psを発生させるが、クプラRは前輪駆動で、このパワーを上手く前後で配分したりはしない。トルクをコントロールする電子デフロックはクプラ300からそのまま引き継がれている。