自動運転、クルマ好きの敵か グーグル傘下「ウェイモ」中心人物に聞く
公開 : 2018.04.22 18:10
番外編 クラフシックの経歴
人格形成期
「(ニュー・ユナイテッド・モーター・マニュファクチャリングIncでの)わたしの上司はヨーダのような風采でした。とても頭が良かったのですが、言うことは謎だらけでした」
「仕事を始めて間もなく、GMの工場へ派遣されました。とても印象的でしたが、クルマがラインから外れて修理されていたり、現場の段ボール箱の中で人が寝ていたりするのに気づきました」
「帰ってから印象などを報告しました。その後、今度は日本のトヨタの工場に派遣されたんです。とんでもなく効率的でした。ボスの言っていることがわかりましたよ。あらたな目標を見つけました」
なぜエンジニアになったのか?
「クルマの設計をしたかったんです。フォードに打診したんですが、フォードからのオファーは工場の運営業務でした。いやだと粘って、結局、製品デザイン・エンジニアの職を得たんです。今までで一番の仕事でした。製品開発のプロセスを習得し、自動車メーカーのエンジニアが品質と信頼性を非常に重視する姿勢を学びました。
なぜフォードを辞めたのか?
「当時、将来を決めかねている賢い連中はたくさんいました。わたしは管理職として昇進したくなかった。フォードのひとを管理する仕事が嫌いだったんですよ」
ウェイモにくるまで
「ヒュンダイに入社して、とても楽しかったです。その後、不況の真最中に米国ヒュンダイの経営を任されたんです。とてもうまくいったので、その後でトゥルー・カーに移りました」
「ウエッブサイトでクルマを売買する会社です。そんなある日、電話が鳴りました。グーグル・ファウンダーのラリー・ページとセルゲイ・ブリンでした。わたしは電話を受けました!」