フェラーリF355 中古車の購入 故障や維持費は?
公開 : 2018.05.04 18:10
フェラーリF355の中古車 購入時の注意点
エンジン
初期のものはオイルの煙が出ていないかをチェックする。柔らかいバルブガイドが原因。エグゾーストバイパスバルブがガタガタいっていないか確認する。
置換触媒がすり減っていないか、エグゾーストマニホールドにクラックが入っていいないかにも注意。エンジンホースやふたつのラジエーター、エグゾーストバイパスへと続くバキュームバニスターのコンディションもよく確認する。
ギアボックス
クラッチは早くに壊れがちで、しっかり確認する必要がある。もしマニュアル車なら、ギアブッシュの交換が必要かもしれない。F1マチック車ならポンプ、マニュアル車ならクラッチスレーブハウジングの状態を確認する。ベルハウジングからフライホイールのグリースが漏れていないかに注意。
サスペンションとブレーキ
ダッシュボードにある2ステージダンパーの警告灯を確認する。サスペンションのスプリングは壊れやすい。ハンドブレーキのケーブルがきっちり止まるかを確認する。
シャシーとブレーキ
リアエンジンクレードルはサビの温床だ。バッテリーアースポイントは腐食しやすく、クルマ全体のアースに関する問題を引き起こし、電気系統全般がおかしくなって腐食が進む。アースがうまくいかないと5.2のECUに問題が生じやすい。この場合、「SLOW DOWN」ランプの誤作動が起こる。
ベルリネッタならリアのシャシーにサビがないか、シルプレートが錆びていないか確認する。GTSならルーフパネルとウインドスクリーン上端の隙間から水漏れがないか確認する。
インテリア
ダッシュボードはいずれベタベタになる。ヒーターとエアコンが作動するか確認する。