CEOに聞くジープの将来 販売50万台増/車種拡大めざす 識者の見解は
公開 : 2018.04.21 08:10 更新 : 2018.04.21 11:01
さらなるモデルレンジ拡大
しかし、視界が良く、インテリアが実用的で、ハッチバックより見た目が精悍だというジープの魅力に惹かれた新しい顧客は、(言ってしまおう)レネゲードよりもっと良い一般車のようなドライブ・フィールを要求しないのだろうか?
「わたしはジープをクロスオーバーにしたくはありません。クロスオーバーに対抗できるクルマにしたいんです」とマンリーは反論する。「わたしはちょっと意見が違うんです。われわれには新しい次世代エンジンもあるし、新世代の9速トランスミッションは驚異的です。このように、ご期待に沿うよう鋭意努力をしています。良いクルマを作るため、みずからの本分に投資を続けていきます」
立ち止まらないマンリーは、さらなるモデルレンジの拡大を計画中だ。レネゲードの下にくるBセグメントのSUVである。
現段階では詳細は未定だが、フィアット・パンダ4×4の単純なスピンオフのようである。2万5000台の販売が射程に入っているようだ。
もちろん、6月の詳細なFCAビジネスプランの発表で、BセグメントのSUVが公開されても驚くことではない。さらなる投資、さらなるモデル、さらなる野心的な売り上げ目標の発表にも。
この米国を象徴するブランドはさらなる高みを目指しているのだから。そして、指揮をしているのは英国人だということもお忘れなく。