ペダルカー、最高値は125万円 なぜ今アツい? 英オークションに潜入

公開 : 2018.04.22 10:10

未だ根強い人気

最初のペダルカーは1890年代に現れた。これらは、モデルになった実際のクルマより遥かに信頼性の高いおもちゃだった。

多くのペダルカーは鉄板をプレスして作られ、たくさんの部品が付いていた。子どもにはぜいたくなおもちゃだった。金属製ペダルカーの全盛期はおよそ半世紀、1920年代から1960年代の終わりまで続いた。

1970年代になると次第にプラスティック製となり(当時は何もかもがプラスティック製に移行していた)、コレクターの興味を失っていく。この連中は一獲千金を狙っているのだ。

「ペダルカーには多くのファンがいます。毎回盛況ですよ」というのはオークション会社トビー・サービス・オブ・ブライトウェルズである。

「1カ所にこれだけ多くのクルマが集まって、それは盛観でした。17年間この仕事をしていますが、これより大きなコレクションは1回しか見たことがありません」

もうひとつ盛観だったのは、飛行機模型のコレクションだ。多くがラジコンで、しまう場所に困るほどの大きさである。最大の注目は大きなヘルクレス・ボンバーでたったの896ポンド(13万7000円)。全数完売で、運転することも飛ぶこともできない機械の人気のほどを窺い知ることができた。

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