詳細続報 BMW M2コンペティション M3の3.0ℓ直6搭載 ケイマンGTSに対抗

公開 : 2018.04.18 11:40  更新 : 2018.04.18 11:58

コンペティション 燃費/加速力は

このM2コンペティションの車重は現行のMT車の1550kgと比べると55kg増加することになる。重量増の主な要因はエンジンだ。だが、パワーウエイトレシオは265ps/tであった先代比で17ps/t向上した。このパワーは現在と同じく標準の6速MTまたはオプションの7速DCTを介して伝えられる。

ギア比には変更が加えられることはなく、電子制御LSDであるアクディブMディファレンシャルが装備される。これはトラクションの状態、ヨー、ステアリング角などの状況に応じて後軸を0%から100%の範囲でロックすることができる。

近日施行されるより厳しいCO2排出基準に適合するため、BMW Mは微粒子フィルターを装備した。これは新開発の技術であり、ヘッカー氏によれば今年後半に予定されているランニングチェンジでM4にも装備される予定だ。

結果的に、新型M2のはマニュアル車で225g/kmのCO2排出と10.1km/ℓの燃費を、DCT車ではそれぞれ209g/kmと10.9km/ℓを実現した。

デュアル式になった新しいエグゾーストシステムの一部に先述の微粒子フィルターが装備されることになる。これには電子制御のフラップが装備され、音質や音量の向上を果たしている。

BMWの公称パフォーマンスは、0-100km/hの加速がMTモデルで4.4秒、DCTモデルで4.2秒だ。最高速度は250km/hに制限されるが、オプションのドライバーズパッケージで280km/hまで引き上げることができる。

参考までに、現行のM2の0-100km/hはMT車で4.5秒、DCT車で4.3秒だ。ケイマンGTSは6速MT車で4.6秒、PDK車で4.3秒となっている。

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