日産リーフ、本当にエコ? 維持費や下取り額の実際 3台乗り継いだオーナーが証言

2018.04.18

最新型についての満足と不満

最新型での航続距離の改善効果は大きく、フル充電で真夏や真冬でも200km位は走れます。気候の良い時期では、250km以上の走行も可能です。

遠出の時の往復の走行距離は200〜350kmなので、途中での追加充電も1〜2回で済むようになったのには、十分満足しています。

それに加え、50km/hあたりを超えてからの加速性能が改善されており、インパネ表示の工夫も利便性を高めています。また、静寂性と乗り心地良さが、徹底的に追及されており、メーカーの強いこだわりを感じられました。

とても残念だったのは、外部用100V電源のオプション設定がなかったことです。災害時やアウトドアレジャーに利用でき、すでに多くのクルマで実現されている機能なのに、ないことが全く理解できませんでした。

また、Wi-Fiの通信機能がありません。ファームウェアや地図データの更新は、その度にディーラーに出向ないと対応できません。このIoT時代に、次世代のクルマを標榜しているのに、ちょっと寂しい気がしました。

購入時の不具合として、2台目では通信ユニットがしばらく使えず、ユニットの交換になりました。また、3台目では最初ナビソフトの位置認識が悪く、知らない土地で何度かまごつきました。これは、ファームウェアの更新で治りましたが、なぜこのような状態で納車されたのか、とても疑問です。工場での検査体制の甘さを、大いに感じることになりました。

日産リーフを3台乗り継ぐ 小林薫氏が寄稿 長期レポートの前後関係

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