新型メルセデス・ベンツAクラス A180d AMGライン試乗 評価は?
公開 : 2018.04.19 11:50
どんな感じ?
トーションビーム式リアサスペンションを採用
新型車にはよくあることだが、メルセデスが今回用意したのはAクラスの中でも最も豪華な仕様だ。ぜいたくな装備が与えられているが、例えばドライバー補助の装備などは英国では9月まで選択不能だ。
ここで不満な点は、エントリーグレードでの内装の質感などは全く不明だということだ。今回テストした車両に装着される巨大な画面が、小さいふたつのTFT液晶に置き換えられるようだが。
さらに気になる点は、メルセデスとして初めてリアにトーションビーム式サスペンションを採用したことだ。格安ハッチバックにはありがちだが、省スペースであることと低コストであることが理由だ。
マルチリンク式も存在しているが、標準装備されるのはA250のみだ。A200でも最上級のAMGラインを選択することで装着される。SEやスポーツを選んだひとや、英国では大部分を占めるであろうA180dには完全に選択不可だ。
さらに残念なことに、欧州本土においてはA180dでも可変ダンパーを選択すればこのより優れたリアサスペンションが装着される。だが、英国ではこの選択肢が用意される予定はない。
サスペンションの設計に大きな変更が加えられたにも関わらず、メルセデスは今回その新しいトーションビーム式を装着した車両を用意してこなかった。チーフエンジニアのジョルグ・バルテルスは、その違いを見いだすのはほぼ不可能だろうと主張している。