アウディe-トロン テスラより “急速な” 充電が可能 航続距離500km

公開 : 2018.04.23 19:15

これまでの話

アウディ初となる完全な電気自動車であるe-トロンSUVは今年中に「カーボン・ニュートラル」な方法で生産が開始される見込みだ。

初期生産枠を確保するために1000ポンド(15万円)の保証金が必要だとのアナウンスに続き、アウディはe-トロンが生産されるブリュッセル工場がCO2ニュートラルの認証を受けたと発表した。この施設は再生可能エネルギーを使用し、炭素排出量を相殺しているという。

これは2019年発売のe-トロンの「井戸から車輪まで」の考え方をより強化することになる。環境面で言えばライバル達の先を行くことになり、他のプレミアムメーカーの新しい目標となるのだ。

アウディはe-トロンの生産台数を発表していない。しかし、すでに欧州2カ国で行われたテストマーケティングによれば、数万台規模の需要が見込まれるという。

アウディは3月のジュネーブショーにおいて4台のe-トロン・プロトタイプを発表し、ジャガーI-PACEに対抗した。

マーケティング責任者のブラム・スコットは言う。「e-トロンはアウディにとってのゲームチェンジャーです。これはわれわれにとって初のEV車ですが、多くの販売を達成するでしょう」

市販型e-トロンは8月30日にブリュッセル・モーターショーで発表される。これはアウディが2021年までに発売する3台のバッテリーEV(BEV)車の最初の1台だ。

アウディは2025年までに20台の電動モデルを発売するとしており、そのうちの半分がバッテリーEV車となる。バッテリーやモーターの性能が異なる複数のモデルが設定されることになるだろう。

アウディはe-トロンのスポーツ版の発表も示唆している。「ただし、問題なのは時期です。電動パワートレインは素晴らしいパフォーマンスを持っています。ドライビングエクスペリエンスも良いものとなるでしょう」

また、その時々で必要なクルマを使うことができる月極め契約での販売も検討中だという。

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