メルセデス・ベンツC63 AMGの中古車 修理代は高額 信頼性は高い

公開 : 2018.04.30 18:10  更新 : 2021.01.30 21:38

年式ごとの違い

エステートとサルーンは2008年に発売された。どちらも標準で7Gトロニックと呼ばれるATと18インチのホイールを装備する。オプションのパフォーマンスパックによってLSDが追加されるが、パワーは変わらない。2009年から設定されたパフォーマンスパック・プラスではパワーが増強されるものの、なぜか代わりにLSDは別オプションとなった。

このDR520は0-100km/hの加速タイムを0.5秒短縮するものの、標準車に対して1万ポンド(150万円)の増加だ。決して安くはない。2011年、7速マルチクラッチ式AT(MCT)を搭載し、新デザインのグリルとアルミ製ボンネットを装備した後期型C63が発売された。このMCTはデュアルクラッチ(DCT)ではなく、通常のATのトルクコンバーターを複数のクラッチに置き換えたものだ。さらに、インテリジェント・ライト・システムや新型インフォテインメントシステム、そしてより洗練された内装が与えられた。

そして、全グレードにクーペが追加された。さらに、517psを発揮し0-100km/hの加速を4.2秒でこなすAMGブラックシリーズも販売された。拡大されたホイールアーチがその特徴だ。

現在の価格は8万ポンド(1200万円)ほどからだ。高すぎるって? 最終型のエディション507はそれと同じボンネットに507psのエンジンを与えられ、3万5000ポンド(527万円)ほどから入手可能だ。

C63のどのグレードを選ぶにせよ、今や複数オーナーが大半だろう。6km/ℓ程度しか走らないクルマを維持するのは大変だ。だが、ジェームズのクルマのように半年間もサーキットで酷使されても問題なく走るのだからそれほど心配は必要ない。

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