専門家の意見を聞いてみる

オリバー・ストーナー（プレステージ・カー・サービス）

「われわれの店には、毎月のようにC63が入庫します。カムの異常やヘッドボルトの破損は話では聞いたことがありますが、実際に目にしたことはありません」

「ただし、サーモスタットのトラブルはあります。サーモスタットが開いたままになり、暖気時には困るかもしれませんが、クーラント不足で過熱状態になるわけではありません。このエンジンはオイルも多少消費します。サスペンションの構造は単純で、エアマチックではありません。ブレーキもパフォーマンスパックでない限り安価です」

「わたしの部下がC63エステートを1年間所有していましたが、維持費の高さ以外は非常に気に入っていました」

知っておくべきこと

12カ月間の延長保証の高額さから、万が一の故障時の修理代の高さが伺える。後に紹介する個体の場合、保証の追加に4414ポンド（66万円）かかるようだ。

いくら払うべき？

1万6500〜1万9995ポンド（250万〜300万円）

2008年ごろから2010年ごろのサルーンおよびエステート。走行距離は10万kmから20万km程度だろう。

2万〜2万2995ポンド（300万〜346万円）

2009年ごろから2011年ごろで、走行10万km程度。

2万3000ポンド〜2万4995（350万円〜376万円）

2012年から2013年のMCT搭載モデル、または2008年から2011年の低走行車。

2万5000ポンド〜2万7995ポンド（376万円〜421万円）

2012年から2013年で9万km前後、または7万km前後のクーペ。

2万8000ポンド〜2万9995ポンド（421万円〜（451万円）

2013年から2014年の低走行車が中心。少数だが保証付のディーラー在庫車も。

3万ポンド（451万円）以上

モデル末期の低走行車が多い。エディション507が4万ポンド（600万円）前後。ブラックシリーズは8万ポンド（1200万円）程度から。

掘り出し物を発見

メルセデスC63 AMG エステート　2010年10月　12万km　1万9995ポンド（300万円）

このエステートはすべて同じディーラーによる整備記録が残されており、3オーナーだ。標準仕様車で、少し乗り心地の良い18インチホイールだ。

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