ランドローバー・ディフェンダー2.8i

このディフェンダー、あまり耳慣れない仕様だと思う。1997年で、南アフリカ向けモデルに積まれていた旧式のローバーV8は設定が終了したが、ユーザーは300Tdiとは別にスムースなガソリンユニットを求めていた。そこでランドローバーは、当時の親会社だったBMWのM52ユニットを搭載することとした。3／5／7シリーズに積まれていた2.8ℓ6気筒だ。

最高出力195ps、最大トルク28.6kg-mのパワーユニットを載せたディフェンダーは、なかなか速いクルマとなった。ランドローバーは、後になって160km/hリミッターを取り付けたほどだ。南アフリカ・プレトリア地区のロスリン工場で1395台が生産されたこのモデル、ディフェンダーのマニアの間では高額で取引されている。

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