中古で買うアルファ・ロメオ・スパイダー916型 V6か2.0ℓTSか 故障/価格は? GTVも
公開 : 2018.04.29 18:10
アルファ・ロメオ・スパイダーの中古車 購入時の注意点
エンジン
オイル消費が激しいエンジンだから、オイルレベルのチェックを怠りなく。オイルポンプは故障しやすい。タイミング・ベルトは2.0 TSなら5万8000km、V6なら11万6000kmで交換すること。カム・バリエーターが異音を発している場合がある。
パワーが低いのは、マス・エアフロー・センサーの場合がある。V6のオイルクーラーパイプの状態をチェックすること。アイドル時のハンチングは、アイドル制御モーターの故障である。
トランスミッション
クラッチとギアボックスは故障が少ないが、咬合ポイントが高いのはクラッチがへたっている証拠。スムースに変速できるかチェックすること。5速が引っかかる場合はナットが緩んでいるのかもしれない。
サスペンション
フロントタイヤの内側が過度にすり減っていないかチェックすること。フロントのロワー・ウィッシュボーンが摩耗している怖れがある。
リアサスペンションは厄介だ。2.0 TSでは、アルミのサブフレームに向かってブッシュラバーにスチールが挿入されている部分が問題となる。めったにないが、サブフレームの交換が必要となる場合がある。
フード
フードがきちんと動作するか、水の滴りや漏れがないか、確認すること。電動フードはコンピュータ制御で、問題があれば制御スイッチの隣のランプが点灯する。油圧ピストンの漏れも要確認。
ボディ
後期のクルマでは錆は問題にならない。錆のように見える部分は修理不良である恐れがある。
インテリア
始動時にはABS、エアバッグ、エンジンマネージメントのランプが消灯することを確認すること。エアコンの利きが悪い場合はラジエターの交換(高価)が必要かもしれない。軋み音が出るのはフードの位置決めピンかもしれない。グリースを塗ると直る。