ロータス新型SUV、高級志向に 中国市場を意識 複数展開も示唆
公開 : 2018.04.26 15:40 更新 : 2018.04.26 18:59
ロータス 今後の展開は
ロータスのデザインはチーフデザイナーであるラッセル・カールが指揮をとり、ホルベリーに伝えている。カールは主にヘセルにあるロータスの本拠地でスポーツカーに注力しているが、コヴェントリーのスタジオはSUVに専念することになる。
「これは(ロータスにとって)非常に野心的な計画です。ラッセルが彼のチームとともにスポーツカーを作るなかで、ジーリーのリソースも使うことができるのです」
コヴェントリーの施設はジーリーが買収する前から選択肢にありましたが、買収によってその決定が推し進められたとホルベリーは説明する。「ヨーテボリや上海のスタジオを拡張するという手もありました。ですが、ロータスが傘下に入ったいま、そのデザインは英国内で行うべきだと考えました。ヘセルの施設を拡大できないとなれば、それほど遠く無い別の場所に構えれば良いのです」
そして、コヴェントリーにはデザインだけでなく、モデルやツールの開発など、自動車に関する専門家が多くいるという。そしてこの地にはジーリーが所有する、TXタクシーを開発した電気自動車会社も存在している。
ロータス・デザインはライバルとの差別化が得意だという。「ロータスのデザインサンプルを見ましたが、彼らは他のブランドとの違いを出すのが非常に得意です。シンプルなデザインがすばらしいでしょう。現在はロータスが今後なにをできるのか模索しています。ジーリーにはボルボの成功のような前例があります」
「ロータスの野望はジーリーが買収して以来拡大しています。ロータスが今まで手を出してこなかったジャンルにまで手を伸ばす可能性も大いにあります」