リマック社インタビュー サプライヤーからメーカーへ成長めざす

公開 : 2018.05.20 18:40

走る技術広告

手強いライバルを加速性能で打ち負かすことがそれほど重要なのはなぜ?

「加速にこだわるのは、それによって技術の最先端を走れるんだと自分たち自身で納得できるからです。これは、われわれだからこそできることだと思います。このような高性能を叩き出せるように、技術をあみだしていくんです」

「もしこのクルマが計画通りにいかず、売れもしなければ、サプライヤーとして技術を売っていくのも難しくなります。C_Twoはいわばショーケース、走る技術広告ですから、われわれにとっても大仕事です。実験とシミュレーションのくり返しがとても肝心だと考えています。いまはもう出荷の段取りを詰めているところです」

「最初の試作車は今年の第2四半期に完成する見込みで、来年には18台のプロトタイプを生産します。本格的な生産開始は2020年1月の予定で、新工場で1日に4台を生産します」

なぜC_Twoにレベル4の自動運転を組みこむ?

「ライバルのようなV8サウンドが望めない以上、なにか別の目玉がほしいのです。運転を楽しめるような特色がなにもなければ、強豪には太刀打ちできませんからね」

「楽しさの要素を忘れてしまっているメーカーばかりですね。スーパーカーなどはとくにそうです。あまりにもクルマを複雑にしすぎですよ。すぐれたクルマではあっても、操作のしかたを覚えるのに10分もかかるようなのもありますからね。われわれがつくりたいのは、ドライバー中心のクルマです。乗ってボタンを押すだけで走りだせるような」

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