リマック社インタビュー サプライヤーからメーカーへ成長めざす

公開 : 2018.05.20 18:40

サプライヤーでは終わらない

今後の戦略は?

「ただのOEMサプライヤーで終わりたくはありません。本物のハイパーカーメーカーとして業界で認知される会社にしたいのです。まあ、まだ日が浅いですからいまの段階では無理があるのは承知です。でも、だからといって量産はめざしません。どの車種も、500台以上生産することはないでしょう。生産体制としては、80から200台のあいだを考えています」

「いまのところ、売り上げの9割は技術供給であげています。将来的には、技術供給が2/3くらい、のこり1/3が自動車事業になるかもしれません」

「サプライヤーとしてのわれわれの役目は、設計手法と機器の提供だと考えています。自動車の制御にかかわる領域では、ギアボックス、モーター、バッテリーをつくります。扱う部品の種類は将来万単位に増やしたいと考えています。いまは1000程度ですが、2020年には万のレベルになります。ほんの2年ほど前までは先行試作の会社と思われていましたが、いまは現行の生産車にも大きく関わる会社をめざしています。もちろんマグナやボッシュに立ちむかうわけではなくて、この小さな市場に特化して進めて行くつもりです」

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