ボルボが生んだ、ステーションワゴンの傑作たち 後半 ボクシーな700シリーズから現代まで
公開 : 2018.05.04 17:10 更新 : 2020.12.08 10:34
ラゲッジスペースの外側も意識(2000年)
世紀が変わるミレニアムの頃には、ボルボはボクシーということ以上に、安全でしっかりしており、信頼性のあるクルマというイメージを確立していた。ボルボの広告の中には、1980年代のボクシーさになぞらえて、セクシーよりもセーフティな方が良い、という表現も見られた。
その中で、S60や2代目となるV70では、エクステリアデザインにも力が入るようになる。シャープなスタイリングを得るために、丸みを帯びた面構成でデザインされたボディだが、ラゲッジスペースが削られることはなかった。
また1999年、大型車の製造部門を切り離すかたちで、ボルボ・カーズはフォード社に買収され、新しい経営体制となった。