FCA、2018年で負債を全て解消か 販売好調で
公開 : 2018.04.27 15:40 更新 : 2018.04.27 21:56
GM、フォードに合わせたコスト減
発表によれば、FCAは今夏に負債を全て解消する予測だ。そして2018年末までに40億ユーロ(5290億円)の現金を確保できるという。
FCAトップで来年退任予定のセルジオ・マルキオンネ氏はFCAの立て直しに尽力し、アメリカでのライバルであるGMやフォードに対する競争力を確保した。
このライバル2社も同様にコスト削減に努めている。GMは2017年に同社の欧州ブランドであったオペルとヴォグゾールをPSAグループに売却した。そしてフォードはフィエスタとすべてのサルーンを北米市場から撤廃することを発表したところだ。
FCAはアルファ・ロメオ、フィアット、ジープ、マセラティからディーゼルエンジンを廃止する見込みだ。公式には発表していないが、この発表は6月に行われる中期計画発表の際にアナウンスされるとみられる。