記憶にのこる「リトラ」の世界 前編

公開 : 2018.05.06 06:10

トライアンフTR7(1975年)

TRシリーズは、ストレートなシルエットとトルク感のあるエンジンを備えたマッチョなスポーツカーだった。だが、それは2.5ℓの直6を積んだTR6までの話で、TR7はその伝統をすっかり覆した。ハリス・マンが描き出したエクステリアはウェッジシェイプで、エンジンは2.0ℓの4気筒。

またTR史上初めて、固定ルーフのクーペのみの設定でもあったが、これに関してはモデル晩年にオープン版が追加されている。1978年にはV8モデルが登場したが、これは主に北米市場の要求に応えるためのものだった。

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