自動車メーカー同士のコラボ 成功例、失敗例、醜い例 後編
公開 : 2018.05.05 17:10 更新 : 2019.05.04 13:03
成功例 ルーツとシェルビー
魅力的なルックスをしていたサンビーム・アルパインだが、1.6ℓのエンジン性能はあまりパッとしなかった。特に米国市場ではもう少し力強いクルマが好まれこともあって、売れ行きはいまいちだった。
当時サンビームはルーツ・グループの傘下にあり、ルーツの米国西海岸部門の重役イアン・ギャラードはこのクルマを盛り上げる方法を思い付く。
彼がアプローチしたキャロル・シェルビーは、ACコブラに用いたのと同じ手法でノーズに4.2ℓV8を押し込んだ。こうしてかなりスピードを出せるようになったアルパインは、その名をタイガーと変えたのだ。