超高級車ディーラー セールスの心得は HRオーウェンのボスに聞く

公開 : 2018.05.13 17:40

ショールームを改装

タンとベルジャヤは2013年からHRオーウェンの企業支配権を所有している(タンはロールス・ロイスを購入した際に「改善の余地のある」顧客サービスを経験したため、この企業を買収したのだ)。チューのミッションはものごとの改善だった。「ちょうどジャック・バークレーを改装するかどうかの重要な決断をするところでした」と彼は説明する。

「まず最初に、残す必要のある歴史を理解するため調査を行いました。自動車メーカーから将来計画を聞き出す必要もありました。特にベントレーからです。顧客を増やすには投資が必要だということがわかりましたが、メーカーに自信を持っていると感じる必要があることもわかりました」

その結果、ショールームは新しくなったが(3月に正式オープンした)、現代的なスペースを好む顧客と、オリジナルのメタルドア、タイルのフローリング、ウッドの壁面、創始者ジャック・バークレーのファイルキャビネットやボードルームのテーブルなど、悠久のモノたちを好む顧客の両方を満足させるべく、細心の注意が払われている。

隣の英国唯一のブガッティのショールームに通じる目立たないドアが設けられ、反対側にあるロールス・ロイス・モーター・カー・ロンドンとも密接に関連している。チューの指揮下、このロールスのディーラーは親会社による評価のすべての項目で完璧なスコアをたたき出した。販売、サービスなど、すべての点においてである。

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