中国「バイトン」とは何者か BMWなど元重役が設立 インタビュー

公開 : 2018.05.19 07:40

テスラとは一線を画す

インテリアは巨大なスクリーンに圧倒される。タッチ、ジェスチャー、音声による制御に対応しており、顔認識技術も搭載されている。ドライバーへの情報を表示するタブレットはステアリングホイールに組み込まれている。

クルマはバイトン・ライフというクラウド・プラットフォームに接続される。ユーザーの嗜好を記憶することができ、やがてはサードパーティーアプリも使えるようになるだろう。また、最初のリリースからレベル3の自動運転技術も搭載される予定だ。

バイトンはBMW iのボスだったブライトフェルドと、インフィニティの中国ディビジョンのトップだったダニエル・キルヒャートが作った会社だ。経営陣にはBMW i、テスラ、グーグルの自動運転自動車部門やアルパインなどの元役員が顔をそろえる。専門家ぞろいの顔ぶれを見れば、テスラを含む他の電気自動車企業とは一線を画すことがわかるだろうとブライトフェルドは言う。

「テスラは15年で何もないところからプレミアム電気自動車のブランドを立ち上げるという離れ業を演じてきました」とブライトフェルド。「しかし、われわれの発想はもう少し進んでいると思います。テスラのクルマは美しいですが所詮は電気自動車なんです。われわれのクルマは走るスマート・デバイスなんですよ」

おすすめ記事

 

人気記事