アストン・マーティンCC100
公開 : 2013.03.06 12:36 更新 : 2017.06.01 01:48
アストン・マーティンはV12ヴァンテージ・ベースの2シーター・オープン・スポーツ、CC100を、今年5月に行われるニュルブルクリンク24時間レースに2台出展するという。
ジュネーブ・モーターショーの会場でアストン・マーティンのボス、ウルリッッヒ・ベッツがAUTOCARに語ったところ、そのモデルは現代的なスタイルではあるものの、かつてのレーシング・モデル、DBR1に大きくインスピレーションを受けたモデルであるという。
1959年のニュルブルクリンク1000kmレースで、DBR1をドライブしたスターリング・モスの勝利を祝うモデルでもあり、そしてアストン・マーティンの100周年を祝うモデルでもある。今年のニュルブルクリンク24時間で、ベッツはモスと一緒にパレードすることを楽しみにしているという。
価格は明らかにされなかったが、1,400,000ポンド(1億9000万円)のOne-77よりも安く、330,000ポンド(4650万円)のV12ザガートよりは高いとしている。
また、今年のニュルブルクリンク24時間レースには、水素ハイブリッドのアストン・マーティン・ラピードを出場させる計画だという。このモデルは、水素とガソリンによって走るが、そのうち20%はガスのみで走るという。アストン・マーティンはここで得た技術をロード・カーに反映させるつもりだ。
「水素ハイブリッドが、向こう20年、30年、あるいは40年後のゼロ・エミッションに繋がると考えている。」とベッツは語った。
なお、今年8月に行われるペブルビーチ・コンクール・デレガンスにも、アストン・マーティンは2台のコンセプトカーを出展する予定がある。
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