Lynk&Co 02 中国発SUV、欧州の競争視野に 価格以外の魅力は
公開 : 2018.07.02 19:10
ボルボXC40と共通のプラットフォーム
今回の02は、より大型のSUVである01と、セダンの03に続くモデルとなる。欧州市場では来年初頭にも01を発売し、02は2020年導入予定。03は、今なおセダンの需要が根強い中国市場に向けた専売モデルとなる見込みだ。
その02を、Lynk&Coではスポーティ・クロスオーバーと呼ぶ。ボディサイズ的に見れば日産のジューク以上キャシュカイ未満で、マツダCX-3やメルセデス・ベンツGLAあたりのライバルとなるだろう。
プラットフォームは01/03と同じく、コンパクト・モジュラー・アーキテクチャーと呼ばれるもの。吉利では広く用いられているコンポーネンツだが、中国以外のマーケットではボルボXC40のそれとしての知名度が最も高いだろう。
欧州向けは全てモーター付き
欧州市場での02は、プラグインと通常のハイブリッド、そしてバッテリーEVのみをラインナップする。最初に導入されるのはプラグインハイブリッド仕様で、これは今年後半に発売されるXC40のPHEV版がベースだ。
02のPHEV仕様はスペック未定ながら、XC40のT5ツインエンジンと呼ばれるPHEVとそう大きく変わらないだろう。エンジンが179psの1.5ℓ3気筒で、モーターが76ps、トランスミッションが7段DCTを使用。EV走行の航続距離は50km程度となるだろう。