ジャガーXK復活プラン 首脳陣を直撃 「スポーツカー」の重要性語る
公開 : 2018.05.02 10:40
新型XKはどんなクルマになるのか?
最近の傾向を見るに、ジャガーは次期型F-タイプやXKのためにスポーツカー用プラットフォームを開発する時期を逃してしまったのではないか。これらのクルマの生産台数は非常に限られており、1車種のために巨額の開発費を投じるのは割に合わないだろう。
2005年から使われ続けている現在のアーキテクチャを再び使うというのは理想的ではないかもしれない。しかし、このオールアルミニウム・モノコックはXKにとってハンディキャップとはならないだろう。ジャガーがこれをどの程度精密かつ賢く改良できるかにかかっている。
より販売台数の多いXKのために、V8ではなく4気筒または6気筒を搭載することを考えると、プラットフォームはわずかに軽量化されるだろう。先代XKのエンジンは非常に贅沢な作りで、スポーティなキャラクターを持っていた。現在のF-タイプのV6も良い仕事をしている。新しいインジニウムエンジンの音や刺激を改善できるかどうかが、XK開発チームにとっての最大の挑戦となるだろう。
ジャガーのデザインチームが、アグレッシブなF-タイプよりも古典的でエレガントなクーペを開発する機会を生かしてくれることを願う。ジャガーのデザイン部門を率いるイアン・カラムはこれが可能な経歴を持っているはずだ。