ジャガーXK復活プラン 首脳陣を直撃 「スポーツカー」の重要性語る
公開 : 2018.05.02 10:40
自動化が進んでもドライバーズカーは生き残る
自動化が進むことによって、むしろクルマ好きにとっての選択肢は広がるだろう。JLRの商品戦略を担当するハンノ・カーナーによれば、今後メーカーはラインナップを二極化しやすくなったという。
多くのひとは自動運転車を日常使いすることになるだろう。しかし、それと同時に運転好きなひとはより楽しいクルマを求めるだろうということだ。
「SVO(JLRのパフォーマンス部門)がクラシックカーをモダンに作り替えたり、サーキット用モデルを作ったりしています。しかし、自動運転車が生活の一部になる日は遠くないでしょう」と彼はいう。
「ただし、誰もクルマに興味を持たなくなる時代というのは想像できません。運転が好きなひとは存在し続けるでしょうし、そんなひとたちのためにわれわれはクルマを開発するのです」
「現在、われわれが満たしきれないほどの需要が存在していますが、これがすぐに変わるとは思えません。もちろん、何よりもスマートフォンが好きな世代もいますが、彼らが歳をとれば運転したくなる日もくるでしょう」
SVRブランドの出現は、ジャガーが現在SとSVRの中間に位置付けるRモデルを存続させるかどうかにも疑いをかけているという。