試乗 BMW i8ロードスター 2018年のフェイスリフト、前期から多くの改善
公開 : 2018.05.14 10:10
クーペのフェイスリフトに合わせて追加されたi8ロードスターに試乗しました。コンセプトカーの発表から丸6年が経ちましたが、その時の衝撃は色あせていません。エンジンは変わらずモーターが12psアップしましたが、その他にも細かな改善点が多数あります。
もくじ
どんなクルマ?
ー 登場時と変わらない衝撃
どんな感じ?
ー 重量増は60kg
ー モーターは12psのパワーアップ
ー 細かな改善点が多数
「買い」か?
ー がっかりさせられることはない
スペック
ー BMW i8 ロードスターのスペック
どんなクルマ?
登場時と変わらない衝撃
われわれはBMW i8 ロードスターを長いこと待ちわびてきた。2012年の北京モーターショーでi8コンセプト・スパイダーとして公開されてから、英国でこのプラグインハイブリッドのオープンカーが発売されるまでまるまる6年もかかったのだ。
そのあいだ、このクルマは多くの改良を受けてきた。しかし、当初の衝撃は全く薄れていない。i8クーペの発売から3年経ち、この現代的なエクステリアや先進のパワートレインは少々こなれてきてはいるものの、どんな価格帯においてもこのクルマ以上に衝撃的なルックスとテクノロジーを持つクルマは少ないだろう。
i8の未来的なラインはルーフを取り外したことによってさらに先を行っている。リア周りは特に、リフトバック型のテールゲートの代わりにふたつの峰を得たことで印象が変わっている。
大型のファブリックパネル製のルーフの開閉に要する時間はわずかに15秒程度だ。50km/h以下なら走行中でも動作する。ほぼ無音の完全に電動で、ボタンを押すだけでキャビン後方のエンジンとバルクヘッドの間に格納される。