ロータスの救世主 初代エリーゼ 「1km走れば恋に落ちる」前編

公開 : 2018.05.06 16:10

量産車初 接着剤という手法

シャシーエンジニアのリチャード・ラッカムは、押出成形した肉薄アルミ材を接着剤で組み立てるという量産車初の設計手法を編みだした。バスタブ部分は、自動車製造への参入を目指すハイドロアルミニウム社が担当。重量68kgという軽量シャシーは、量産型ハッチバックの4倍の剛性を誇ったと言われる。


一部の人にとって、クルマを接着剤で貼り合わせる手法は受け入れ難かったものの、ストレステストの結果が公表されると、その不安は解消されていった。テストでは、接合部が剥離する前に、アルミ材自体が破断したのだ。

後編では、S1のインプレッションと中古購入時の注意点をお届けしよう。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事