日常に刺激を与える最高のスポーツカーたち 前編
公開 : 2018.07.28 06:10 更新 : 2021.03.05 21:36
トヨタ86(2万6255ドル/289万円)
かつてサイオンFR-Sとして知られたこのモデルによって、トヨタのラインナップに長く不在だった手ごろなパフォーマンスカーが帰ってきた。エンジニアたちはマツダを見習い、「レス・イズ・モア」のシンプルなアプローチを採用することで、パワーではなく、ドライビング・ダイナミクスに焦点をあてて86の開発を行った。だからこそ、エンジンはスバル(自社ブランドでも同じモデルをBRZとして販売している)設計の2.0ℓフラット4が唯一の選択肢であり、その出力は208psに留まる。
トヨタは、現行86がモデルライフを終えるまでに、ターボエンジンとオープンモデルが登場するのではないかという噂を何度も否定している。どうしてもこのふたつのバリエーションを実現したいならば、アフターマーケットに頼るしかないだろう。