VWグループCEOが語る今後 「巨大タンカーから、スピードボートへ」
公開 : 2018.05.09 11:55
ディーゼルゲート問題について
ディエスは、フォルクスワーゲン・グループは今年中にディーゼル車への対策を完了させたいと話す。現時点では、世界全体の69%、欧州では76%のリコール修理が完了している。
彼によれば、対策車では汚染物質であるNOxは30%削減されているうえ、ドイツでは20万台の古いディーゼル車がすでに廃車されているとのことだ。
「われわれは依然としてガソリン車、ディーゼル車、CNG車に投資を続けています。将来のエンジンは現在よりもCO2を6%低減し、NOxなどの汚染物質は70%低減されます」
彼は、この問題を「痛みを伴う変革」だと語った。「われわれはこのようなことが再発しないよう、全力をつくさなければなりません」
ディエスは、企業文化の必要性についても長時間を割いた。「持続的な成功は健康的な企業体質あってこそ成し遂げられます。これはわたしにとって最優先の課題です。フォルクスワーゲン・グループはより誠実な企業になります。そのため、われわれ自身が責任感をもち、従業員のお手本とならねばなりません」