テスラ、セミトレーラー発表 航続距離最大970km 生産遅延の解消を主張
公開 : 2018.05.08 17:40
高度な自動運転技術も
テスラはこのトラックのバッテリーの詳細を語ることは控えたが、そのかわり先進的な自動運転支援技術が装備されていると説明した。センサーが姿勢の乱れを検知し、各輪へのトルク配分やブレーキを制御することによりジャックナイフ現象を回避することができる。
さらに、周囲にはカメラが障害物を検知したり、死角を減らすために使われている。自動緊急ブレーキ、自動車線維持、車線逸脱警告、ドライブレコーダーなどの機能がついたオートパイロットシステムも備える。
このトレーラーにはコンボイ機能もついており、複数の車両が先頭の1台に自動追従することもできるという。
パフォーマンスや安全性の説明とともに、マスクはこのトラックの経済性の高さを強調した。同社の発表によれば、「燃料費だけで160万kmあたり20万ドル(2179万円)以上節減可能」だとのことだ。
生産開始は来年の予定だが、その時までに「生産遅延」は解消するとマスクは主張している。
この生産遅延はモデル3の部品供給における障害が原因だ。これにより、このセミトレーラーの発表が数週間遅れている。