ヒュンダイ、次世代コンセプト発表 あえて他モデルと共通項もたせず
公開 : 2018.05.09 06:10 更新 : 2021.03.05 21:37
「感覚に訴えるスポーティネス」とは
リーは語る。「これはひとびとがヒュンダイについて考えるきっかけになると思います。ヒュンダイは今までのところ、実用性と高いコストパフォーマンスで知られています。しかしクオリティの向上のためにも、1番目にエモーショナルな面を加えたい。これは、われわれが次の一歩を踏み出すために大切なことです」
「ヒュンダイは『感覚に訴えるスポーティネス』というデザインテーマを構築すべく、1960〜1970年代のイタリア車を研究しました。このテーマはすでに、新型コナ、ネキソ、サンタフェに採用されています」
「『感覚に訴えるスポーティネス』は、ヒュンダイの技術やアーキテクチャーの面にも当てはまります。その極端な例が、コンセプトカーであるル・フィル・ルージュです。未来のヒュンダイとして、以前と全く異なるプロポーションをもち、キャビンではレザーは使わず、様々なテクノロジーの調和を目指しています」
次のコンセプトカーについてリーが言うには、「ル・フィル・ルージュがクイーンなら、次はビショップです」
最後にリーは付け加えた。「また、2019年に新しく発売されるクルマ(おそらくは新型ソンタ)は、ル・フィル・ルージュからの影響を大きく受けるでしょう」