長期テスト ヒュンダイi30 N(1) ファースト・インプレッション
公開 : 2018.07.04 15:10 更新 : 2021.03.05 21:37
パフォーマンスとルックス 装備は充実
このクルマは275ps(i30 Nは250psに留まる)と、1500rpmから4700rpmの間でオーバーブーストを使えば38.6kg-m、そうでなくとも35.9kg-mを発揮するターボ付き2ℓ4気筒エンジンを積み、そのパワーを6速マニュアルトランスミッションを介して伝達する。
さらに、i30 Nパフォーマンスには電子制御式LSDと可変バルブ・エグゾーストが用意され、0-100km/h加速はi30 Nよりも0.3秒速い6.1秒だ。
では、さえないi30と何か共通点はあるだろうか? まず、ボディシェルは同じだが、Nにはアンダーボディ・ストラット・ブレースが追加される。ホイールアーチは拡げられ、車高も8mm低い。
さらに、スタイリングにも手が加えられている。
より迫力を増したバンパー、大型のインテーク、スプリッターの赤のピンストライプ、光沢のある黒のリアスポイラーに、素晴らしいデザインのアルミホイール(われわれのクルマは19インチ・ホイールとピレリPゼロの組み合わせとなる)といったものだ。585ポンド(8万9000円)のクリーン・スレートの塗装色を加えた価格は2万8580ポンド(434万円)だった。
これまでのところ、その見た目はわたし好みのホットハッチではないが、ノーマルのi30との違いは明らかで(308 GTiが失敗した点だ)、そして目立ち過ぎてもいる(シビック・タイプRが失敗した点だ)。
さらに、非常に装備も充実している。ワイアレス携帯充電機能、パーキングセンサー、デジタルラジオ、キーレスエントリー、アップル・カープレイかアンドロイド・オートに、8.0インチタッチスクリーン式ナビが付いている。