アストン マーティンDB7 中古車を購入 価格や維持費、故障は?

公開 : 2018.05.20 16:10

アストン マーティンDB7が登場してからまもなく四半世紀が経過しようとしています。しかし、値段が下がってきたいまこそが絶好の買い時だといいます。ただし、故障すると高くつく部分も多いため、購入時には慎重なみきわめが必要となりそうです。

もくじ

3.2ℓ直6か5.9ℓV12か
0-97km/h加速は5秒台
アストン マーティンDB7の中古車 購入時の注意点
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知っておくべきこと
いくら払うべき?
掘り出し物を発見

3.2ℓ直6か5.9ℓV12か

DB7はいまやトヨタiQベースのアストン製高級小型モデルであるシグネットよりも安価に購入する事ができる。例えば、2011年下期登録のナンバーを付けた走行距離8万3700kmのシグネットが2万4890ポンド(371万円)のプライスタグを掲げる一方で、走行距離11万kmの1996年前期登録DB7 3.2クーペの価格はわずか19995ポンド(298万円)である。

この値段はiQ豪華版どころか、フォード・フォーカスの新車よりも安いのだ。しかし、DB7にも個体によっては高額な出費を伴うトラブルが発生するリスクはある。最初期であれば既に23年前のモデルであり(生産期間は1994年-2004年)、ボディやシャシーの腐食はそれほど珍しいものではないが、何故か初期モデルの方が後に生産された車両よりも優れた防錆が施されている。

エンジンとギアボックスの冷却系には故障が発生しやすく、タイミングチェーンのテンショナーにトラブルが発生した場合、エンジン本体にまで影響が及ぶ。エアコンもまた不具合が多く、修理にはダッシュボードの取外しが必要なため修理コストは高額になる。

こういったポイントについては「購入時の注意点」で詳しく紹介するが、購入を決める前に各部のチェックを行うとともに、なるべく多くの車両を比較することをお勧めする。DB7の組立工程は手作業が多く、その品質と防錆の状態は個体によって大きく異なるからだ。

価格については、状態が良く平均的な走行距離の3.2モデルであれば3万ポンド(448万円)程度、より新しい同じような状態の5.9モデルの場合には約4万ポンド(597万円)程度となる。つまりエンジンは2種類あり、i6として知られるイートン製スーパーチャージャー付の340psを発生するジャガー製3.2ℓ 直列6気筒と、426psのフォード・コスワース製5.9ℓ V12が存在する。

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