アストン マーティンDB7 中古車を購入 価格や維持費、故障は?
公開 : 2018.05.20 16:10
アストン マーティンDB7の中古車 購入時の注意点
ボディ
リア側ホイールアーチに近い側のサイドシルに腐食が発生し易い。フロント・フットウェルは運転席側、助手席側とも錆に弱い。フロント側ダンパーの後ろとフロントサスペンションのアッパーマウント部に錆が発生する。
エンジン
i6エンジンの場合、エグゾースト・マニホールドのクラック、エンジンオイルとギアボックス冷却液漏れが無いことを要確認。V12の場合にはコイルの不具合によるミスファイアと、インジェクター異常による低速走行時における燃料供給過多に注意が必要。V12エンジンはラジエーターのサーモスタットに故障が多く、オーバーヒートの原因となる。
さらにV12エンジンでは冷却システムがオーバーホールを受けているかも要確認。オリジナルのホースは内部から劣化が進行する。i6エンジンに搭載されているイートン製スーパーチャージャーから異音がする場合、オイルとクーラントが交換されているか要確認。タイミングチェーンからの異音はテンショナーの故障が原因。
トランスミッション
i6エンジンの場合、ギアボックス配線がボディとギアボックスとの摩擦により変速トラブルを発生させる。V12エンジンではクーラントがギアボックス内に浸入し故障の原因となる。
インテリア
ダッシュボード裏のエアコン・エバポレーターが故障しやすく、修理には高額なコストがかかる。パワーウインドウのモーターとレギュレータ双方が故障しやすく、修理には部品代1500ポンド(22万円)と工賃が必要。シートの調整用ラッチが壊れていないか要確認。
サスペンションとブレーキ
V12モデルのブレーキは強力だがメンテナンスにはコストが掛かる。エンジン排気量にかかわらず、左側に蛇行する傾向があり、対処には専門家によるアライメント調整が必要。フロントのトップマウント・ブッシュが摩耗しやすい。