ジープ小型SUV「コンパス」 2.0ℓディーゼル搭載車 英国試乗
公開 : 2018.05.16 10:10 更新 : 2018.05.16 10:10
ジープの小型SUV「コンパス」の豪華装備が追加された「2.0 マルチジェット2 4WD リミテッド」に試乗しました。ジープらしいオフロードを意識しながらも街乗り向け装備が充実しています。同等の性能を持ちながらもより安価なライバルたちにも目を向ける必要もありそうです。
もくじ
どんなクルマ?
ー 普段使いもできるジープ
どんな感じ?
ー オフロードを意識した作り
ー 必要十分なトルク
「買い」か?
ー 他の選択肢も見るべき
スペック
ー ジープ・コンパス2.0 マルチジェット2 4WD リミテッドのスペック
どんなクルマ?
普段使いもできるジープ
「ジープ」と言えばオフロードだ。すなわち、コンパスはライバルよりもオフロード性能が高いことが想像できる。しかし、この特徴がこのクルマ自身の足を引っ張っている部分も否定できない。
このクルマはオフロード性能を高めるため、リアにチャップマン式のストラットサスペンションや高強度鋼のリンクが装備されている。だが、このせいで「ソフトローダー」と呼ばれるライバルたちに比べると、無骨な印象をもたらすこともある。
このセグメントのオーナーたちは、岩場を登るような場面よりも日常の買い物で使う方がはるかに多いのが現実だ。
いっぽう、われわれはこのコンパス・リミテッドはより多くの層に受けるだろうと考えている。
プレミアムレザーインテリア、Apple Carplay付きの8.4インチタッチスクリーンなどの公道向き装備が多く追加されている。そして流行りの運転支援装備も満載だ。
デュアルゾーンの空調、キーレスエントリー、ヒーター付きの電動シートなどが備わる。そしてこの試乗車には700ポンド(10万円)の19インチホイール、1200ポンド(18万円)のパノラミックサンルーフ、600ポンド(9万円)のパッケージに含まれるHIDヘッドライトなどのオプションが追加されていた。