ロールス・ロイス・カリナン 撮りおろし画像でポイントおさらい 前編
公開 : 2018.05.11 13:20 更新 : 2019.05.04 13:03
エンジニアリング
カリナンのセルフレベリング機能付きエアサスペンションはファントムのものを改良している。より大容量のエアストラットにより、剛性を高め快適な乗り心地を確保している。
4×4システムは後輪から前輪を駆動するようになっているが、ハイ-ローのレンジ切り替えは備わっていない。しかし、「Everywhere」と呼ばれるスイッチによりパワートレインやサスペンションなどすべての設定がオフロード向けに変更される。そしてお望みであれば雪や岩場など向けのセッティングにすることもできる。
エンジン
前輪も駆動することを除けば、カリナンのV12パワートレインは新型ファントムのそれとほぼ同一だ。すでにお馴染みの6.75ℓのV12ツインターボは、ミュンヘンのBMWの工場で生産され、英国グッドウッドで搭載される。
スムーズさと静粛性が売りのこのエンジンは、571psを5000rpmで発生する。最大トルクの88.7kg-mはわずか1600rpmだ。この低速トルクは快適な巡航はもとより、オフロードでの走行性能も保証する。