ロールス・ロイス・カリナン登場 トルステン・ミュラーCEOとの一問一答
公開 : 2018.05.14 11:40
新型SUV「カリナン」の発表を受け、ロールス・ロイスのミュラーCEOに話を聞きました。カリナンはブランド全体にとって非常に重要な意味を持っていると語ります。BMW製ではない新アーキテクチャの採用により、様々なモデルに対応できるとのことです。
もくじ
ー ロールス・ロイスにとってカリナンの重要性は?
ー 登場にともなうブランド全体への影響は
ー グッドウッドの生産体制の変更の意味は?
ー BMWのシャシーを流用せず BMWへの説明は?
ー カリナンにハイブリッドやEVの可能性は?
ー 特別装備を注文するひとは増えている?
話題沸騰中のカリナンがついに発表された。そこでロールス・ロイスCEOのトルステン・ミュラー-オトヴォスにインタビューを行った。
ロールス・ロイスにとってカリナンの重要性は?
「非常に重要です。カリナンは超高級な移動手段を再定義しました。われわれのカスタマーはどんなところにでも快適に移動できるクルマを長年求め続けていました。カリナンこそがそのクルマです」
登場にともなうブランド全体への影響は
「カリナンはわれわれにとって大きな挑戦です。SUVという非常に競争の激しい分野の頂点に立とうとしているのですから、今までと異なるお客様を相手にすることになります。このクルマに対する反応の大きさは、われわれの価値がよく理解されているということを示しています」
グッドウッドの生産体制の変更の意味は?
「まさにこれが鍵となっています。新アーキテクチャの採用により、ドーンのようなコンバーチブルからカリナンのようなSUVまで、あらゆるモデルを一つの柔軟なラインで生産できるのです」
「以前であれば毎回生産システムの再構築が必要だったでしょう。グッドウッドの生産施設とボグナー・レジスの技術/流通センターに数百万ポンドの投資を行いました。これはすでに元が取れ始めています」